ダウン症の可能性があると言われて毎日泣いていた話
娘は生まれた日に、大きな病院へ搬送されました。
酸素の値が低く、その後ダウン症の可能性があることを告げられました。
私は出産した病院にそのまま入院していましたが、母子同室の病院だったにもかかわらず、一度も娘と同室で過ごすことはありませんでした。
廊下には赤ちゃんを抱っこしたお母さんたち。
授乳室では楽しそうに授乳している親子。
沐浴指導を受けている家族。
それを見るのがつらくて、できるだけ病室から出ないようにしていました。
私は病室でひたすら搾乳。
時間になるたびに搾乳して、泣いていました。
夫の面会も感染症対策で制限があり、週3回・1回20分まで。
話したいことはたくさんあるのに、時間はあっという間でした。
看護師さんが来てくれるたびに不安を話して泣いていたのを覚えています。
当時は本気で、
「人生終わった」
と思っていました。
もう二度と心から笑えないんじゃないか。
ずっと不幸な気持ちのまま生きていくんじゃないか。
そんなことばかり考えていました。
出産直後はあえて調べませんでした
ダウン症については、出産直後はほとんど調べませんでした。
調べれば調べるほど、不安になる気がしたからです。
重い症例。
将来への不安。
ネガティブな情報。
当時の私はそういう情報ばかり拾ってしまっていました。
だから無理に情報収集はしませんでした。
今思うと、それでよかったと思っています。
SNSで見たのは「普通の日常」でした
少し落ち着いてから、同じダウン症のお子さんを育てるご家庭のSNSを見るようになりました。
そこで驚いたのは、みんなとても楽しそうだったことです。
旅行に行っていたり、
公園で遊んでいたり、
家族で出かけていたり。
特別なことではなく、普通の日常を送っていました。
そして何より、子どもたちがみんなかわいい。
ダウン症の子ってみんな同じ顔だと思っていましたが、当然ながら全然違いました。
一人ひとり個性があって、みんな本当にかわいかったです。
その姿を見て、
「大丈夫なんだ」
と思えるようになりました。
SNSがつらい時もありました
もちろん、SNSを見て落ち込むこともありました。
医療ケアの重いケースを見て不安になったこともあります。
将来を悲観する投稿を見て落ち込んだこともあります。
かわいい写真に対して心ないコメントが書かれているのを見て悲しくなったこともありました。
だからSNSは無理して見る必要はないと思っています。
元気な時に見る。
しんどい時は離れる。
それで十分です。
今思うこと
あの頃の私は、
「もう二度と心から笑えない」
と思っていました。
でも実際は違いました。
もちろん悩みはあります。
不安もあります。
それでも毎日笑っています。
娘はかわいいですし、楽しいこともたくさんあります。
もし今、診断を受けたばかりで不安な方がこの記事を読んでいるなら伝えたいです。
大丈夫です。
今思っているよりも、ずっと普通の毎日が待っています。
そして、一人で抱え込まなくても大丈夫です。



コメント